ESG Voice 2020年分

  • 記事内容および所属は取材当時のものです。
ビジネスパートナー
信頼できるパートナーとしてさらに関係強化を

倉敷紡績株式会社
代表取締役 常務執行役員
馬場 紀生 様

2020年ESG Voiceビジネスパートナー

テイ・エス テック様とのお取引は1970年にスタートし、主にシート用のウレタンパッドやシート用ワディング材のラミネート品を納入しております。また、国内はもとより中国、ブラジルにおいても、テイ・エス テック様のお声掛けにより事業展開しております。

常日頃より品質、開発、現場改善やコストなど厳しいご指導の下、信頼できるパートナーとして共存共栄の関係でさらに貢献してまいります。また、創業以来弊社が取り組んできた社会課題解決などESGへの取り組みに関しては、サプライチェーンの一員として役割を果たし、TS TECHサプライヤーサステナビリティガイドラインに沿って対応していく所存です。

新型コロナウイルス感染の後遺症が長引くとの予想の中、アフターコロナ対策として自動車業界においても今後さまざまな変化が起こると考えられます。テイ・エス テック様と課題を共有しスピード感を持って解決すべくグループを挙げて対応してまいります。

環境
環境先進企業として各種施策を強力に推進

総務部 総務管理課
影浦 郁夫

2020年ESG Voice環境

ESG経営の下、当グループ全体で環境の取り組みを進化させてきた結果、2019年度は「省エネ大賞受賞」や「CDP A-獲得」など、社外から数多くの評価を頂きました。温室効果ガスの第三者認証、LED照明化、高効率空調への入替、ISO50001の取得と展開、そして本社新社屋竣工など、一つひとつの取り組みの積み重ねが高い評価を得るに至ったと感じています。

しかしながら、われわれの目指すべきゴールはまだまだ先にあると考えています。

低コストで高い省エネ効果を評価された新社屋においては、エリア間の空気循環による空調効率の改善や、照明照度の適正化など、より一層のエネルギー削減策を模索しています。また、ISO50001管理手法のグループ展開は始まったばかりです。

テイ・エス テックは「持続可能な社会への貢献」に向け、「低炭素」「資源循環」「社会貢献」の三つを柱に、環境先進企業として各種施策を強力に推進していきます。

社員
多様性がイノベーションを生み出す

TS TECH AMERICAS, INC.,
Section Manager, Career Development
ランバート 弘美

2020年ESG Voice社員01

私が働くTS TECH AMERICAS, INC.(TSAM)は、テイ・エス テックの米国子会社であり、北米・南米(米州)を統括するリーダーとしての役割を担っています。米国という国柄、国籍や人種を越え、さまざまな人材が集まっており、グループで最も多様性のある拠点と言えるかもしれません。

米州地域では、TSフィロソフィーに基づいた研修を通し、個の力を発揮しながら、お互いを尊重し合える職場環境づくりに力を入れてきました。例えば、第13次中期経営計画ではTSAM主体で米州地域のアソシエイツ全員を対象に、性別など個人の属性に対する無意識な偏見や、女性活躍推進の壁を考察するジェンダーセンシティビティトレーニングを行いました。また、これらの研修を通じてキャリアアップへの意識を高めたアソシエイツを支える制度として、メンター(仕事上の指導者)の導入も検討しています。

多様性は新しいアイデアやイノベーションを生み出し、会社の成長を促します。今後も環境整備に努め、TSAMを、そしてアソシエイツ一人ひとりを支えていきたいです。

社員
何事にも関心を持つことが、ますます働きやすい職場につながる

埼玉工場 製造部 生産一課
北嶋 利章

2020年ESG Voice社員02

妻が双子を妊娠したことで、育児休職を意識しました。出産後は実家に戻らず、自宅で過ごすと夫婦で決めた日、「これは自分の出番だ」とあらためて取得を決意したことを覚えています。

休職に向け、とにかく最初にしたことは周りへの相談です。上司や同僚は私の気持ちを理解し、積極的に協力してくれたおかげで、スムーズに業務整理と引継ぎを終わらせることができ感謝しています。

出産後、妻の負担は想像以上に重く、一緒に過ごすことができて本当に良かったです。また、最初はやり方も知らなかったオムツ替えや沐浴を通じ、我が子の成長を間近で感じることができ、とてもかけがえのない時間を過ごせました。

当社では女性の育児休職取得は当たり前となっていますが、まだ男性には馴染みがなく、制度についてよく知らない方が多いです。私自身もそうで、取得前に必死で調べました。男女問わず、自分には関係がないものと思わず何事にも関心を持つことで、この制度がより身近なものになれば、ますます働きやすい職場になると思います。そのためにも、自分の体験を皆さんに伝えていきたいです。