次世代技術
車室内に求められる新たな価値を提案
「移動」するための手段であった自動車の概念が変わり、そこで過ごす時間自体に新しい価値が生まれる次世代の自動車をターゲットに、私たちは車室内空間に求められる新たな機能や発想を提案していきます。
ロングスライドレール
床がフラットに使えるバッテリーEVにおいて、自由なシートアレンジによってリビングのようにくつろげる空間を目指し、1つの長いスライドレール上に2脚のシートを搭載しました。これにより、シートの移動範囲が格段に広がり、簡単な操作でどこに座っていても広い空間を生み出します。
※動画では前後別レールの試作品を使用しています。
薄型シート回転機構部品
電気自動車では、その電費を高めるために、走行時の空気抵抗を抑える技術が重要視されます。当社の開発した回転機構部品は従来品に対して小型(小径)化した上、厚みは約30%抑えており、ヒップポイントの上昇を抑え、足元スペースを大きく確保できるつくりとすることで、より低く、空気抵抗を抑えた車両デザインの実現に貢献します。
サウンド&振動シート
ヘッドレストにスピーカーを搭載し、そのサウンドとシンクロさせた振動をシートから伝えることで、圧倒的な没入感をお届けします。
将来、ゾーン別サウンド技術とあわせることで、乗員それぞれが思い思いのエンターテイメントを楽しむ移動時間を実現します。
Health Care Seat
乗員の姿勢をセンシングすることで、シートが一人ひとりに沿った最適な姿勢を検知し、内蔵されたエアデバイスにより大腿部の裏側の筋肉をほぐしながら、骨盤から姿勢をサポートします。
日々の運転時間を活用して、猫背や腰痛リスクを低減することをコンセプトとした技術です。
搭載機能
姿勢パターン判定
シートに座ると、シートに搭載されたセンサ情報を基にあなたの姿勢を自動で認識します。
理想姿勢 提案機能
姿勢認識機能で得られた情報を基に現状の姿勢の課題を提起し、理想の姿勢にうながす形状に自動で調整し、毎日の運転で徐々に理想の姿勢に改善します。
愛されるシート®
テイ・エス テックが培ってきた自動車用シート技術とIoTを融合し、座った人の動きをセンシングして情報を見える化しました。
スマートフォンやタブレットのアプリケーションに連動するコントローラーとして、シートの新しい楽しみ方を提案するシステムです。
センシングで得られた情報をクラウドに集約することで、これまでにないさまざまな活用方法、発展性が期待されます。