ステークホルダーエンゲージメント
当グループはお客さまをはじめ、社員、株主・投資家、お取引先、地域社会といったステークホルダーの皆さまとの対話を大切にし、コミュニケーションによって得た貴重なご意見やご要望を経営や事業活動に反映することで、皆さまとの価値共創を目指しています。今後も、存在を期待され「喜ばれる企業」であり続けるために、対話を通じてステークホルダーの皆さまとの信頼関係を構築するとともに、新たな価値の創出に取り組んでいきます。
※表は左右にスクロールできます。
ステークホルダーとの関わり | 対話方法 | |
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お客さま (自動車メーカー、エンドユーザーの皆さま) |
日頃の対話を基に、商品開発の初期段階からお客さまのニーズをくみ取り、期待を超える商品を提供することで長きにわたって信頼関係を構築しています。また、各種展示会を通してお客さまからフィードバックをいただくとともに、エンドユーザーの皆さまからも意見を収集しながら、より良い商品や技術開発へとつなげていきます。 |
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社員 | 当グループは「人材重視」「喜ばれる企業」の理念の下、全ての社員がやりがいを感じて成長できる企業でありたいと考えています。多様な社員一人ひとりが最大限の能力を発揮できるよう、社員のエンゲージメントやモチベーション向上に取り組み、働きやすい職場環境整備を行っています。 |
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株主・投資家の皆さま | 当グループは、ディスクロージャーポリシーに基づき、迅速、正確かつ公平な情報開示に努めています。また、今後の中長期的な企業価値向上を図るべく、株主・投資家の皆さまとの建設的な対話に積極的に取り組んでいます。 |
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お取引先 | 当グループが高品質な製品を安定的に供給していくためにはお取引先との強固なパートナーシップが欠かせません。各お取引先に対して公平・公正な対応を行い、グローバルで相互の信頼関係を構築していくため「サプライヤーサステナビリティガイドライン」に沿って、対話を行っています。 |
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地域社会の皆さま | 地域社会に根ざした企業でありたいとの想いから、子どもの育成支援や環境保全などさまざまな社会貢献活動に取り組んでいます(2024年3月期には全世界で290件)。今後も社会と共に持続的な成長を遂げていくため、地域ごとのニーズに沿った取り組みを行っていきます。 |
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具体的な事例
お客さまとの関わり―次世代車を見据えた新たな車室内空間を提案―
近年の自動車業界における劇的な環境変化に対応しつつ、お客さまのニーズを正確に把握し、期待を超える商品を提供していくためには、商品・技術提案を交えた意見交換が重要となります。
2022年11月には、次世代車室内空間発表会を開催し、国内外の自動車メーカー各社に対して提案活動を行いました。当社が持つ最新技術の数々を紹介し、お客さまからさまざまなご意見をいただきました。
そのご意見を基に、お客さまのニーズに沿った商品開発に取り組んでおり、2024年11月に2回目の次世代車室内空間発表会を開催する予定です。オリジナル技術にも磨きをかけつつ、より魅力ある商品を提案していきます

株主・投資家の皆さまとの関わり―情報発信や対話を通じた双方向の信頼関係を構築―
株主・投資家の皆さまへ当グループの業績や経営における考え方などをご理解いただくため、積極的なIR活動を行っています。当社Webサイトを通じて、決算情報や適時開示情報を速やかに掲載することに加え、四半期決算ごとに証券アナリストや機関投資家の皆さまに対して年間250回以上のミーテイング機会を設けており、適切な情報開示と双方向のコミュニケーションを重視しています。また、2024年3月期においては、Webサイトの全面リニューアルを実施し、より分かりやすいサイトへの刷新と、情報の拡充を図りました。今後も継続的な情報発信と対話を重ねていくことで、さらなる信頼関係を築き企業価値向上につなげていきます。

地域社会の皆さまとの関わり―地域社会に根ざした社会貢献活動―
当グループは企業理念の一つである「喜ばれる企業」の下、年間250件以上の社会貢献活動や経済支援に取り組んでいます。2023年には、TS TECH CANADA INC.にて、高度医療を可能とする医療機器購入のために、地元病院へ寄付を行いました。また、TS TECH BANGLADESH LIMITEDでは、縫製技術を活かし、災害発生時に防災頭巾になる自社製のクッションや通学に利用できるリュックサックを寄贈するなど、各地域の特性やニーズに応じた活動を行っています。その他にも、植樹による緑の生態系保全活動や、障がい者の就労支援を目的とした社内カフェを運営するなど、地域に根ざしたさまざまな活動を継続的に行っています。
