次世代車室内空間

車室内に求められる新たな価値を提案

「移動」するための手段であった自動車の概念が変わり、そこで過ごす時間自体に新しい価値が生まれる、2030年以降の自動車をターゲットに、私たちは車室内空間に求められる新たな機能や発想を提案していきます。

次世代車室内空間発表会 ~テイ・エス テックが考える新たな移動空間~

アルプスアルパイン株式会社 共同開発品

XR Cabin

「どんな時も、どんな場所でも。人と空間を一つにするキャビン」をコンセプトに、5感に響く演出と、“人とクルマ”、“人と人”が一体になれるシートで、どこよりも心地良い空間を具現化しました。

ユーザーが過ごすさまざまなシチュエーションや楽しみ方を想定し、シーンごとに求められる新しい価値を、シートとそれに連動するVR映像を用いて、未来の車室内空間のあり方や私たちの持つ将来技術を体験いただけるキャビンです。

大臨場
和やか
リラックス

サウンド&振動 HMIシート

ヘッドレストにスピーカーを搭載し、そのサウンドとシンクロさせた振動をシートから伝えることで、圧倒的な没入感をお届けします。
将来、ゾーン別サウンド技術とあわせることで、乗員それぞれが思い思いのエンターテイメントを楽しむ移動時間を実現します。

ドアHMI ステルススイッチ

車室内は「シンプルなデザイン」にしたいというお客さまの声から、手をかざすことで隠れたスイッチが現れるHMIを開発しました。
柔らかい素材にスイッチ機能を内包したドアライニングは、内装デザインを邪魔せずに、操作フィーリングと光らせ方を変えることで、さまざまな用途に活用できます。

自由空間 シートアレンジ

ロングスライドレール

床がフラットに使えるバッテリーEVにおいて、自由なシートアレンジによってリビングのようにくつろげる空間を目指し、1つの長いスライドレール上に2脚のシートを搭載しました。
これにより、シートの移動範囲が格段に広がり、簡単な操作でどこに座っていても広い空間を生み出します。

薄型 回転機構部品

電気自動車では、その電費を高めるために、走行時の空気抵抗を抑える技術が重要視されます。当社の開発した回転機構部品は従来品に対して小型(小径)化した上、厚みは約30%抑えており、ヒップポイントの上昇を抑え、足元スペースを大きく確保できるつくりとすることで、より低く、空気抵抗を抑えた車両デザインの実現に貢献します。

BEV向け省エネ商品

速暖空調シート

シートを通じて、人が温かく感じやすい首元、大腿部をピンポイントに温めることで、いち早く温感作用を提供します。
これにより快適性を維持したままエアコン使用を控えめにすることで、従来よりも10%以上、車両全体の電力消費量を抑制しており、電気自動車の電費(航続距離)向上に寄与する技術となっています。

廉価空調シート

ブロア(送風機)を1つにすることで、ECUレスを実現させた空調シートです。風が通る流路を見直し、従来生じていた送風損失を半分以下に抑えることで、ワンブロアでも十分な送風を行えます。
シンプルな構造で電力消費を抑え、エントリーモデルにも搭載しやすい価格帯で実現しました。

座ることで乗員をサポート

Health Care Seat

乗員の姿勢をセンシングすることで、シートが一人ひとりに沿った最適な姿勢を検知し、内蔵されたエアデバイスにより大腿部の裏側の筋肉をほぐしながら、骨盤から姿勢をサポートします。
日々の運転時間を活用して、猫背や腰痛リスクを低減することをコンセプトとした技術です。

生体センシング

シートに内蔵したセンサーにより呼吸などの生体情報を検知します。座面にかかる圧力変動から呼吸情報をとらえ、乗員の覚醒状態を判定します。
取得した生体情報はADAS(先進運転支援システム)などと連携させ、ドライバーの異常時に車を緊急停止させるなど事故防止に向けた活用が期待されます。

環境にやさしいシート

Sustainable Seat

当社は植物由来原料を活用した表皮やウレタン、樹脂カバーの開発などに取り組んでいます。
原料を変えることで座り心地の低下が懸念されますが、独自のサポートマットを組み込むなど、「シートの構造全体」で座り心地を補完する、当社だからこそできる技術開発を行っています。


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