ステークホルダーエンゲージメント

当グループはお客さまをはじめ、社員、株主・投資家、お取引先、地域社会といったステークホルダーの皆さまとの対話を大切にし、コミュニケーションによって得た貴重なご意見やご要望を経営や事業活動に反映することで、皆さまとの価値共創を目指しています。今後も、存在を期待され「喜ばれる企業」であり続けるために、対話を通じてステークホルダーの皆さまとの信頼関係を構築するとともに、新たな価値の創出に取り組んでいきます。

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  ステークホルダーとの関わり 対話方法
お客さま
(自動車メーカー、エンドユーザーの皆さま)
日頃の対話を基に、商品開発の初期段階からお客さまのニーズをくみ取り、期待を超える商品を提供することで長きにわたって信頼関係を構築しています。また、各種展示会を通してお客さまからフィードバックをいただくとともに、エンドユーザーの皆さまからも意見を収集しながら、より良い商品や技術開発へとつなげていきます。
  • 日々の営業活動
  • 自動車販売を行う子会社を通じたエンドユーザーの皆さまからの意見収集
  • 開発技術懇談会
  • お客さま主催の取引先懇談会
  • 次世代車室内空間発表会をはじめとする各種展示会
社員 当グループは「人材重視」「喜ばれる企業」の理念の下、全ての社員がやりがいを感じて成長できる企業でありたいと考えています。多様な社員一人ひとりが最大限の能力を発揮できるよう、社員のエンゲージメントやモチベーション向上に取り組み、働きやすい職場環境整備を行っています。
  • 代表取締役からのメッセージを全世界へ配信
  • エンゲージメント調査
  • 各種教育・研修
  • 定期的な上司とのフィードバック面談を通じた異動希望ヒアリング
  • 社内ポータルサイト、社内報
  • 内部通報制度、相談窓口
  • 労働組合との協議
株主・投資家 当グループは、ディスクロージャーポリシーに基づき、迅速、正確かつ公平な情報開示に努めています。また、今後の中長期的な企業価値向上を図るべく、株主・投資家の皆さまとの建設的な対話に積極的に取り組んでいます。
  • 株主総会
  • 決算説明会(半期・通期)
  • 経営層による株主・投資家との意見交換
  • 四半期ごとのIRミーティング
  • Webサイト(IR・投資家向け情報)
  • 機関投資家・証券アナリスト向け工場見学会
お取引先 当グループが高品質な製品を安定的に供給していくためには、お取引先との強固なパートナーシップが欠かせません。各お取引先に対して公平・公正な対応を行い、グローバルで相互の信頼関係を構築していくため「サプライヤーサステナビリティガイドライン」に沿って、対話を行っています。
  • 日々の購買活動
  • お取引先懇談会
  • お取引先表彰
  • カーボンニュートラルセミナー
  • サプライヤーサステナビリティガイドラインの展開
  • サプライチェーン調査
地域社会 地域社会に根差した企業でありたいとの想いから、子どもの育成支援や環境保全等さまざまな社会貢献活動に取り組んでいます(2025年3月期には全世界で224件)。今後も社会と共に持続的な成長を遂げていくため、地域ごとのニーズに沿った取り組みを行っていきます。
  • 地域イベントへの参加、協賛
  • 地域の学校への出張授業、物品寄贈
  • 植樹や地域清掃などの環境保全活動
  • 公共施設への物品寄贈
  • 子ども野球教室の開催

具体的な事例

お客さまとの関わり―次世代車を見据えた新たな車室内空間を提案―

近年、自動車業界では市場環境や技術面での劇的な変化が進んでおり、こうした状況に柔軟に対応しながら、お客さまのニーズを的確に捉え、期待を超える商品を提案していくことが求められています。そのためには、商品・技術提案を交えた意見交換の機会がますます重要となります。

当社では、2024年11月に2回目となる次世代車室内空間発表会を独自に開催し、国内外の自動車メーカー各社に向けて提案活動を行いました。今回は、前回いただいた貴重なご意見を基に、実際の車両内に当社の考える技術を具現化した商品を体験いただきました。今後もこのような対話の場を、持続的成長を支える原動力と位置づけ、独自技術に磨きをかけつつ、より魅力的な商品を提案していきます。

次世代に向けた価値創造の実践

次世代車室内空間発表会2024の様子
次世代車室内空間発表会2024の様子

株主・投資家の皆さまとの関わり―情報発信や対話を通じた双方向の信頼関係を構築―

株主・投資家の皆さまに当グループの業績や経営方針等をご理解いただくため、積極的なIR活動に取り組んでいます。当社Webサイトを通じて、決算情報や適時開示を速やかに掲載することに加え、四半期決算ごとには、証券アナリストや機関投資家の皆さまとのミーティングの機会を設けており、年間230回以上の対話を実施するなど、適切な情報開示と双方向のコミュニケーションを重視しています。また、2025年3月期には、個人株主さま向け工場見学会を開催し、実際の生産ライン等をご覧いただき、生産効率化や品質向上に向けた当社の多様な取り組みについて理解を深めていただく貴重な機会となりました。

今後も、継続的な対話を重ねていくことで、より良好な信頼関係を築き、企業価値向上につなげていきます。

工場見学会で、工程の説明を聞かれる個人株主さま
工場見学会で、工程の説明を聞かれる個人株主さま

地域社会の皆さまとの関わり―地域社会に根差した社会貢献活動―

当グループは企業理念の一つである「喜ばれる企業」の下、各地域の特性に応じた社会貢献活動に取り組んでいます。

2025年3月期は、米国各社が地域の消防署と連携し、福祉を必要とする子どもたちにクリスマスプレゼントを寄付するトイドライブ活動を実施しました。また、TS TECH( THAILAND) CO., LTD.での、社員ボランティアによる地域の学生へのパソコン指導や、埼玉工場での硬式野球部による地元の小・中学生を対象とした野球教室の開催等、世界各地で子どもたちの健全な育成を支援する取り組みを展開しています。

さらに、事業所見学やインターンシップの受け入れ、障がいがある方の就労支援を目的とした社内カフェの運営等、地域に根差した活動を継続的に行い、地域社会との信頼関係の構築に努めています。

米州地域で実施したトイドライブ活動
米州地域で実施したトイドライブ活動