九州テイ・エス株式会社(以下、九州テイ・エス)では、2016年より、敷地内の桜並木が満開になる時期に地域の方を招いて「さくら見に来なっせ‼(以下、さくらまつり)」を開催しています。今回は、さくらまつりの企画・運営を統括された総務課 下村課長に同社の行う社会貢献活動を通した地域社会とのかかわりについて、お話を伺いました。

さくらまつりをはじめとする社会貢献活動で大切にしていることは何ですか。

九州テイ・エスは、地域社会の一員として、さまざまな社会貢献活動に取り組んでいます。地域行政のイベントに参加することはもちろんですが、自ら企画提案し、継続して活動することで社会から必要とされる企業、ひいてはテイ・エス テックグループの企業理念「喜ばれる企業」を目指しています。 さくらまつりには、会社・社員・地域社会をつなぎ、それらに“一体感”を与えられるイベントであると期待を寄せています。地域住民の方と社員、その家族、他部門の社員同士など、イベントを通してたくさんのコミュニケーションが生まれます。普段直接聞くことのできない、会社に対する地域社会の声に触れることもでき非常に有意義なイベントだと考えています。

さくらまつりが始まった経緯を教えてください。

地域密着型企業を目指す九州テイ・エスは、長年、社会貢献活動に力を入れてきました。例えば、四半期ごとに行う会社近隣の清掃活動では、九州テイ・エスの全部門より150名を超える社員たちが毎回参加しています。

さくらまつりのプログラムは社員たちの意見や参加者たちの声を聴きながら、毎年、進化させています。近年は、まつりの規模も大きくなってきているので、さらにより良いイベントとなるよう専門の事務局を作るなど運営の体制強化にも努めていこうと話が進んでいるところです。開催準備は、主に総務課が指揮をとり、企画・運営が進んでいきますが、当日運営するスタッフは若手からベテラン、外国人社員まで幅広い層の社員が関わっています。普段生産に携わっている部門の社員も多くいます。

2018年 「さくら見に来なっせ‼」はいかがでしたか?

今年は3月31日と4月1日の2日間の開催で、社員の家族や地域の方を含む500名以上の方にご来場いただき、昨年を大きく上回る盛り上がりとなりました。

例年通り、桜並木を含む敷地内を一般公開し、抽選会や屋台、フリーマーケットなどさまざまな催しを実施、夜間は桜並木のライトアップも行いました。会場には、初年度より、菊池市内3高校の美術部員の協力の下、祭りを彩る熊本城やくまモンのイラストパネルを設置しています。

当日は、受付をされた方に無料でジュースを配布したり、くじ引きを行ったり、楽しんでいただける企画も多数ご用意しました。ご家族のご来場者からは「子供と楽しい休日が過ごせた」とご好評いただき、たまたま通りかかって興味を持ちご来場してくださった方からも「九州テイ・エスのことを今まで知らなかったがいろいろやっているんだね」とコメントをいただきました。

また、当社は中国人の社員も多いのですが、さくらまつりのようなイベントを通して、日本文化や考え方を五感で学んでいただいています。今回は菊池市より和太鼓チームを招いて、演奏していただきました。

今後の展望

現在、菊池市は高齢化・若者の地元離れが進んでいます。そのような地域の持つ問題の解決を一緒に目指していくのが、九州テイ・エスの使命だと考えています。雇用の創出やイベントの開催などを通して地域活性化を行うことで、地域だけではなく、九州テイ・エス自身の成長、そしてそこで働く社員の成長に期待しています。

会社としての地域・社会貢献活動を従業員と一緒に行うことで、「人材教育」の面でも非常に意義があると考えています。活動を通して、会社のこと、社員のこと、家族のこと、コミュニティのこと、あらためて問題意識を持ち、考えてもらうことで、社員一人ひとりが価値を創造する、そんな流れを今後もつくっていきたいと思います。

また、地域に根付き、あらゆるステークホルダーに喜ばれる存在を目指していきたいと考えています。もちろん、本業の生産とあわせて、ESG経営の基盤構築という大きなテーマもグループ内でございますので、積極的な社会貢献活動を行うという点で九州テイ・エスも貢献していけると信じています。自社のモノづくりの観点での価値創造にとどまらず、コミュニティも巻き込んで価値の創出を行っていきたいと思います。

地域社会からの声

九州テイ・エス様には、雇用や、地元への貢献などを通じて、熊本県菊池市の発展に多大なるご貢献をいただいておりますことに心から感謝申し上げます。

現在、地方では全国的に人口減少傾向にあり、本市においても徐々に人口が減少している状況です。その対策として、地元の若者が地元に就職し、定着してもらうという取り組みを行っております。貴社は県のブライト企業の認定を受けられており、こうした取り組みの後押しとなる「雇用」について大いに期待しているところでございます。

また、定住を促進する上で、安心安全に生活できる環境づくりも重要であります。「さくらまつり」で培われた、企業と地域の「絆」で、引き続き当市の防災・安心安全なまちづくりに関しましても、ご協力いただきたいと思います。

※ ブライト企業とは、「ブラック企業」とは対照的な企業を意味する県の造語。認定期間は3年。

菊池市長
江頭 実 様

九州テイ・エス様は、1976年、熊本県菊池市に立地いただき、当市の誘致企業としてのお付き合いは2018年で42年目を迎え、地域からの雇用や、お祭りなど貴社を中心としたさまざまな地域コミュニティを生み出されております。

さて、さくらの植樹推進につきまして、菊池市では「日本一の桜の里づくり」を推進しており、「菊池さくら千年プロジェクト」として市内各地に桜の植樹を行い、2018年で5年目を迎えております。

立地されてから今日まで植樹いただいている桜を活用したさくらまつりにつきましては、本市の運動に共鳴・賛同をいただき、誠に感謝申し上げます。さくらまつりはオープンガーデンとして地域住民に開放し、おもてなしを行うことにより、企業と地域の「絆」づくりに役立っていると思います。この「絆」は万が一の備えとして有益となるものであると考えております。

菊池市役所
経済部 商工観光課
企業誘致室 参事

岩本 祐一郎 様

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