業績・財務ハイライト

2024年3月期  連結業績

2024年3月期は、長らく続いた半導体供給不足の解消を受け、米州を中心に自動車メーカーの生産が回復に向か うなど、当グループの受注台数増加につながりました。一方、中国市場では、急速なEVシフトや熾烈な価格競争に より日系自動車メーカーの販売不振が生じるなど、不透明な市場環境が続いています。また、さらなる原材料価格 の高騰をはじめ、人件費やエネルギーコストの上昇など、製造コストの上昇局面が続いています。 そのような中でも、新たな顧客の獲得とその商権拡大や、主要客先のシェア向上に向けた積極的な営業展開、未 来を見据えた次世代技術開発やさらなる高品質・高効率生産体制の構築など、将来の成長に向けた諸施策を着実に 推進してきました。また、キャビン全体をコーディネートし、お客さまやユーザーに対し、新たな価値を提案でき る企業への変革に向けた取り組みを加速しています。 当連結会計年度における売上収益は、為替換算効果や増産効果等により、4,417億13百万円と前連結会計年度に 比べ325億12百万円(7.9%)の増収となりました。利益面では、労務費をはじめとした諸経費の増加はありました が増収効果等により、営業利益は175億7百万円と前連結会計年度に比べ22億50百万円(14.7%)の増益となりま した。また、少数株主を有する中国地域での減益に伴う非支配持分に帰属する当期利益の減少により、親会社の所 有者に帰属する当期利益は102億14百万円と前連結会計年度に比べ48億71百万円(91.2%)の増益となりました。

  • USドル/円平均為替レート・・・前連結会計年度累計平均:135.5円⇒当連結会計年度累計平均:144.7円
    中国元/円平均為替レート・・・前連結会計年度累計平均: 19.8円⇒当連結会計年度累計平均: 20.1円