

社内とお客さまの円滑な業務推進のための窓口
営業部 営業三課 営業の仕事【M.Y】 2017年入社
入社の決め手は何ですか?
大学在学中、栃木県で暮らす中で、周囲の方の温かみのある人柄や豊かな自然に触れ、栃木の住みやすさを実感しました。アウトドアが楽しめる環境や、人混みの少ない穏やかな生活ペースが心地よく感じ、将来的にこの場所で生活し、働くことができたらと思うようになりました。そのため、就職活動では栃木県で働ける会社に絞り、自分の価値観やライフスタイルに合っているのかを重視しました。複数の企業を見ていく中で、福利厚生が非常に充実している点でテイ・エス テックに魅力を感じました。中でも、仕事とプライベートのバランスを大切にしたいと考えていた私にとって、社員がしっかりと休暇を取れる環境があることは、大きなポイントであり、当社の有給休暇取得率の高さに惹かれました。実際に、用事や休養のために自由度の高い有休取得が可能なので、仕事のパフォーマンス向上やモチベーション維持にも繋がっていると感じます。
また、自己資本比率が高く、経営基盤が安定している点も、長期的なキャリア形成を考える上で魅力的でした。こうした要素が自分の価値観に合致していたことから、この会社で働くことを決めました。
現在の仕事内容を教えてください。
現在、営業領域から新機種の立ち上げ業務に携わっています。この業務は、受注から量産開始までの全体スケジュールが滞りなく進行するよう、開発部門や工場、そしてお客さまのパイプ役となり、進捗状況についての情報共有を行います。製品の量産を開始するためには、当社の開発段階でのチェックが完了したうえで、最終的にお客さまから承認を得る必要があります。このプロセスを経なければ量産段階に進むことができないため、量産前の大詰めを迎える半年から1年ほどの期間にわたり、非常に慎重な調整が求められる業務です。さらに、立ち上げの途中で仕様変更が入ることも多々あります。その際は、変更内容を速やかに関係者と共有し、次の納入タイミングに間に合うよう調整を行っています。そのため常日頃から各部門との緊密な情報連携を図り、迅速な対応を心がけています。
仕事でうれしかったことを教えてください。
仕事でうれしいことは、さまざまな部門と関わりながら、少しずつ自分の人間関係の幅が広がっていくことです。特に、開発部門や工場など、異なる部署と日々連携を取りながらプロジェクトを進める中で、次第に知り合いや頼れる人が増えるとともに、逆に頼りにしてもらえることがあると、自分の成長を実感することができ、非常に充実感が得られます。このように、チームの一員として他部署と連携することで、自分の役割が広がっていくことに喜びを感じます。
また、営業としてお客さまとの窓口を担当する際には、相手に自分の考えや意図を的確に伝え、お客さまの要望を正確に理解することが大切です。特に、営業の現場では、言葉ひとつでお客さまの信頼を得たり、誤解を招いたりすることがあるため、常に分かりやすく、かつ正確なコミュニケーションを心掛けています。その結果として、お客さまから「分かりやすい!」「信用できる!」と言っていただけたとき、非常に大きな喜びを感じました。このように、お客さまの信頼を得られた瞬間が、仕事のモチベーションにつながります。
仕事の大変なことや、やりがいを教えてください。
大変だと感じる点は、常にスピード感が求められることと、関わる部門が非常に多いことです。お客さまからの要望に迅速に対応するためには、限られた時間の中で最適な解決策を見つけ出すことが重要です。そのため、膨大な情報の中から必要な情報を選び出し、的確に判断する力が必要です。このプロセスは非常に頭を使うため、かなりの負担を感じることもあります。
また、複数の確認事項を並行して進めなければならない点も大変です。例えば、お客さまからの依頼に対して、工場と開発領域の両者ともが関わる場合があります。それぞれの部門の意見や視点を整理し、全員が納得できる形にするためには、情報を的確に取捨選択し、コミュニケーションを取ることが欠かせません。このように、異なる視点を調整しながら、全体を一つにまとめる作業は、非常にエネルギーを使います。
さらに、関わる部門が多いことで、意見が食い違うこともしばしばあります。お客さまの要求と社内の技術的な制約が異なる場合、時には方向性を一致させるために何度も調整を繰り返します。その過程で、意見が衝突することもありますが、最終的にすべての関係者が納得し、目標を達成できたときには、大きな達成感とやりがいを感じます。
今後の目標を教えてください
先輩方の営業における交渉の進め方を学び、そのスキルをいち早く自分のものにすることです。ただ結果を出すだけではなく、その過程や対応方法にも工夫が必要だと感じています。成功する交渉には、相手の立場や考えに柔軟に対応することや、適切なタイミングでのアプローチが重要です。先輩方も人によってやり方が異なるので、色々な先輩から学び、交渉の場で自分の強みを活かせるようになりたいというのが、私の大きな目標です。
さらに、最近は後輩も増えてきたので、より頼りがいのある先輩になれるよう心掛けていきたいです。後輩が困っていたり悩んでいたりするときには、しっかりとサポートし、アドバイスができる立場になれるよう努めたいです。そのために、まず自分がどんな状況にも冷静に対応し、仕事のスキルをさらに高めていく必要があります。また、後輩に対して、仕事のスキルだけでなく、職場での心構えや人間関係の築き方にも目を向け、伝えていきたいと思っています。自分の経験をもとに、後輩が成長できるように支援していくことが、先輩としての目標です。結局のところ、仕事を通じて自分自身を成長させることが最終的な目標ではありますが、その過程で周りの人々と一緒に成長し、良いチームを作り上げていくことが重要だと考えています。
休日の過ごし方について教えてください。
当社では、お正月やGW、お盆といった連休が長いので、その機会を利用して遠出をすることが楽しみの一つです。日常の忙しさから離れて、その土地の文化や風景を楽しむことで、心身ともにリラックスできるのが魅力です。また、音楽が好きなので、音楽フェスの雰囲気やライブのエネルギーに触れることでリフレッシュをしています。さらに、休日には会社の先輩とお酒を飲みに行くこともよくあります。仕事の話からプライベートな話まで、職場とは違った環境で会話をすることは気分転換になり、また新たな気づきを得ることもあります。先輩たちと過ごす時間は、仕事の上でも大切な人間関係を築く良い機会でもあり、楽しいひとときを過ごせるのでありがたいです。
最後に、個人的なアドバイスとして、お金が尽きない程度に遊び尽くすことをおすすめします。仕事が忙しくなると、どうしても時間に追われて遊ぶ機会が少なくなってしまうことがありますが、若いうちは遊びや経験をたくさん積むことが人生を豊かにしてくれると思います。それが後々仕事や人間関係にもプラスになると感じています。遊びと仕事のメリハリを付けることが大切だと思います。