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電装開発部 電装開発二課 電装開発の仕事【T.A】 2018年入社
- ※記事内容は取材当時（2025年3月）のものです
これまでのキャリアを教えてください。
新卒の時にカーナビゲーションメーカーに入社しました。そこで７年間、完成車メーカー向け純正カーナビゲーションの開発に従事しましたが、さらに本格的な自動車開発に携わりたいと考え、2014年に国内完成車メーカーに転職しました。そこでは運転支援システムの開発に携わっていたものの、家庭の事情もあり、2018年にテイ・エス テックに転職し、電装開発部に所属しています。
現在の仕事内容を教えてください。
シートに座る乗員の状態を計測したり、推定したりする「センシング開発」を担当しています。自動車のシートは、車室内で常に乗員に接触しているため、乗員の快適性を大きく左右する部品です。今後シートを進化させていくためには、人のことを測る・知る技術は必須になってくると考えています。ただし、この領域は従来の開発領域に加え、自律神経などの医学領域、AIをはじめとした最新技術など多岐にわたる知見が必要であり、とても一人で進めることはできません。これらの多様な専門性をチームメンバーと共有しながら研究・開発していくことは、とてもやりがいのある仕事だと感じています。
実際に入社して良かったことはありますか？
当社はさまざまなアイデアを提案するチャンスがあります。アイデアの重要性や勝算などを調査して提案資料にまとめるのは大変ですが、アイデアが具現化されることを想像しながら進めていくことは楽しい時間でもあります。また、資料作成の中で、アイデアの実現性などを調べるための小さなトライ(検証)を行うことができ、手足を動かしながら進めるため、苦痛な作業ではありません。
福利厚生等では、充実した育休制度やフレックスタイム制勤務などがあり、それらの制度に対するメンバーの理解もあるため、子供を幼稚園等に送り迎えした後の出社が可能です。家庭を大切にしながら仕事に取り組むことができます。
チームや部署の雰囲気を教えてください。
私が所属している係は、主にセンシングの研究・開発を行っています。私は係内だと年齢が高い方ですが、若手メンバーも積極的に意見を交わしてくれるため、とても仕事がしやすい雰囲気です。メンバー一人ひとりに得意領域があるので、自分では気づかなかった視点やアイデアが生まれて幅広い視点を持つことができます。
休日はどのように過ごしていますか？
休日は音楽を聴いたりギターを弾きます。音楽はレコード＋真空管アンプ、ギターも真空管アンプ必須というアナログかつアナクロな趣味です。
しかし、レコードにしてもギターにしても、振動を電気信号に変換して、信号処理し、増幅してスピーカーを駆動するという過程はセンシング技術の塊と言えます。小さな変化が大きな音の変化となって現れるため、センシング技術を体感できる最良の手法と言えるかと思います。正直、大学で学んだことよりもギターから学んだことの方が仕事では活きています。
ちなみに写真は自作のギターアンプです。
