変化が起きている業界だからこそ、
これまでのキャリアを
存分に発揮できる
電装開発部 電装開発二課 課長 電装開発の仕事【K.O】 2012年入社
- ※記事内容は取材当時(2022年11月)のものです
入社の決め手は何ですか?
前職はオーディオ機器業界で働いていましたが、仕事とプライベートの両面でより充実した環境を求めて転職を考え、せっかくなら経験したことのない業界でチャレンジしてみたいと思うようになりました。元々、自動車やバイクの運転が好きだったこともあり、それらに関わることができる当社に興味を持ちました。そして、採用面接で当時の開発・技術副本部長とお話しした際、これからの自動車開発では電装開発の分野が重要になってくると伝えられ、この会社であれば自分のキャリアを存分に発揮できると確信したことで入社を決めました。企画段階から量産まで開発の全体に携わることができるなど業務範囲が広がって、自分の仕事がどのように会社に貢献できているのかを肌で感じられるのも、転職して得ることができた喜びのひとつです。
入社してからのキャリアについて教えてください
入社して間もなく、シートヒーターをテーマとした先行開発のプロジェクトでリーダーを任されました。当時は高級車にしか搭載されていなかったのですが、今後は軽自動車にも搭載されることを見据えて進化版のシートヒーターを開発することが急務でした。前職で電子回路の設計を経験しているとはいえ、自動車業界の開発については知らないことばかりだったのでとても大変でしたが、各部署から集まった開発メンバーに助けられながら製品開発へと進み、無事に量産に結び付けることができました。この経験で自動車部品の製品開発の流れを理解するとともに、当社のモノづくりにおけるチーム開発の重要性を実感することができました。
近年は特に、自動車での移動に対し新たな価値が求められており、センシングなど内装品に求められる役割が多くなるにつれ、電装開発の役割も大きくなってきています。その中で、現在は将来の技術に向けた先行開発部門の課長職として、課員のみんなが考える「これまで体験できなかった新しい価値」を提供できるアイデアを形にできるようにサポートしています。
職場環境について教えてください
電装開発部門は、社内では比較的歴史が浅く、急速に拡大している部署です。そのため、私のように中途採用で入社した人も多くいます。バックグラウンドはさまざまですが、いろいろな経歴を持つ人と新卒で入社した人たちが、それぞれ持っている知識や経験を共有し合い、新しい製品を考え切磋琢磨しながら日々研究開発をしています。社内でも少し特殊な環境ではありますが、自慢できる非常に良い環境だと思っています。
また当社の一番の特徴は、やりたいことを自分で提案して、それに取り組めるチャンスがあることです。特に電装開発においては、新しい商品を生み出せる領域がまだ多く残されています。何でも自由にできるということではありませんが、自分やチームが検討し、提案した案が認められれば、自分たちで構想から企画し、開発を行うチャンスがあります。これは、大きな変化が起きている業界だからこそ経験できる魅力だと思います。
その中で私が心掛けている事は、課員がいろいろな観点で出してくれる意見を広く聞き、最終的にみんなが納得でき、かつ良い結果につながるように導いていくことです。チームが一丸となって取り組んで良い結果が出たとき、チーム全員で大きな充実感を得ています。