環境負荷低減の取り組み事例

開発軸での対応

軽量化への取り組み

当グループでは、環境負荷低減に最も貢献できる施策として、製品の軽量化に尽力しています。中でも当グループが取り扱う製品の重量を大きく占めるシートフレームは、安全性や快適性をより一層向上させつつ部品点数を削減する「ミニマム設計」も導入し、モデルチェンジ毎に前モデル比約10%以上軽量化を達成しています。

また将来を見据えて、現時点ではコストの高いカーボン素材やアルミの普及も想定、かつ異種材接合などの技術も考慮しながら、安全性を損なわずに今までの使い勝手を踏襲した中で、世界最軽量のフレーム開発を行っています。当グループでは材料を置換しただけの軽量効果のみならず、材料に応じた最適設計で1gも無駄にしないよう、最新鋭の設備で研究・開発を行っています。

environment02_1_img02 超軽量フレーム

生産軸での対応

「地域に喜ばれる工場をつくる」という方針の下、工場を運営する生産部門にとって、環境は非常に重要なテーマです。こうしたことから、生産本部では循環型社会を目指し、「人と環境に優しい工場」をつくる取り組みを進めています。具体的には、日本の伝統的な「カラクリ」の機構などを使った作業環境の改善です。エネルギーを消費することなく作業の自動化を図る仕組みを工場全体として進めることで、省エネルギーの実現、作業者の負担軽減、生産効率の向上を同時に実現しています。

2017年には、さらなる改善の活性化を目的とし、「第1回カラクリ発表会」を埼玉工場にて開催しました。海外を含む工場、取引先との情報共有・発信である「カラクリ交流会」も行っており、社員の環境意識向上につながっています。

  • ※ カラクリ:生産現場において、テコの原理やリンク装置などを駆使し、お金をかけず、ムリ・ムラ・ムダをなくし、作業をより効率的にする設備。

管理軸での対応

2018年3月に竣工したテイ・エステックの本社新社屋は、「高効率化」と「上質なホスピタリティ」をコンプトに環境や地域社会にやさしい建物となっています。それは主に環境面に表れており、太陽光発電をはじめとした数々の省電力設備を利用し、旧社屋に比べて約40%の電力購入量削減とともに、雑用水などへの雨水再利用や敷地内の緑化拡大などにも取り組み、建築物の環境配慮指標において、省エネルギー性能認証“BELS※1”で最高ランクの5つ星を、さらに環境性能評価 “CASBEE※2” でも最高評価のSランクを獲得しています。

また、社内に設置したデジタルサイネージにより、当社屋の消費電力・ガス・水道使用状況を目標値・実績値とともにリアルタイム表示し、社員の省エネ意識を啓発しています。

  • ※1 BELS:国土交通省による「建築物のエネルギー消費性能の表示に関する指針」に基づき、新築・既存の建築物の省エネルギー性能を、第三者評価機関が評価し認定する制度。
  • ※2 CASBEE:省エネルギーや環境負荷の少ない資機材の使用といった環境配慮はもとより、室内の快適性や景観への配慮なども含めた建物の品質を総合的に評価するシステム。
太陽光パネル

SBT※1開示情報

当グループでは、世界が求める持続可能な社会の実現に向け、グローバルでESG経営に取り組み、「社会環境との共生」を重点施策の一つと位置付けています。これまで以上に地球環境に配慮した製品づくり、事業活動を推進していますが、部品点数の多い製品の製造では、多岐にわたるサプライヤーから部品供給を受けているため、自社のみならずサプライチェーンが一丸となった活動が必要と考え、Scope3※2の算定をしています。

また、「パリ協定」による世界共通の長期目標「産業革命前からの平均気温上昇を2℃未満に抑える」ことに貢献する“SBT”に対し、環境省による支援事業にも参加し、長期的なCO2削減目標の策定に取り組んでいます。事業の継続拡大と両立したCO2排出量の大幅削減は容易ではないと承知していますが、地球全体の持続可能性に貢献すべく、意欲的に取り組んでいきます。

  • ※1 SBT(Science Based Target):科学的根拠に基づくCO2排出量削減のための長期目標設定
  • ※2 Scope3:事業者が、サプライチェーンなどで間接的に発生するCO2排出量
Scope カテゴリー 割合[%]
Scope1(ガソリンや軽油などの直接排出) 0.2%
Scope2(電気などの間接排出) 2.3%
Scope3 1.購入した製品・サービス 86.4%
2.資本財 0.4%
3.Scope1,2に含まれない
  燃料及びエネルギー関連活動
0.2%
4.輸送、配送(上流) 4.7%
5.事業から出る廃棄物 0.2%
6.出張 0.1%
7.雇用者の通勤 0.1%
8.リース資産(上流) 0%
9.輸送、配送(下流) 0%
10.販売した製品の加工 3.9%
11.販売した製品の使用 0%
12.販売した製品の廃棄 1.4%
13.リース資産(下流) 0%
14.フランチャイズ 0%
15.投資 0%
その他 0%
合計 100.0%

温室効果ガス(GHG)排出量の検証

テイ・エス テックは、環境関連データについてその信頼性を担保しながら情報開示するため、SGSジャパン株式会社による第三者検証を受けました。

検証範囲は、テイ・エス テック国内7拠点における2016年度のGHG排出量実績とし、Scope1,2(エネルギー起源のCO2排出量)およびScope3(カテゴリ1:原材料・部品の調達)を対象としています。

検証意見書

環境に配慮した設備の導入

水俣条約による水銀使用の規制やモントリオール議定書によるフロン排出抑制など、地球環境への負荷低減に向けた国際的な動きに合わせ、当グループでも水銀灯の撤廃、蛍光灯のLED化、特定フロンR-22を使用した機器の入れ替えを進めています。グループ全体では2017年度から開始し、2020年3月までの第13次中期経営計画で完了させることを目標に推進しています。

緑の生態系保全活動

当グループでは、「全世界で事業活動を営むために地球から借りた敷地面積を新たな緑地化の推進や自然保護活動などを通じ 緑を地球に返す」をコンセプトに、国内外の拠点で近隣の森林保全や生物多様性保全活動などに取り組んでいます。

その成果の例として、2016年2月、テイ・エス テックは「第17回 彩の国埼玉環境大賞※1」で優秀賞を受賞しました。これは埼玉工場と本社が合同で行っている「テイ・エス テックの森づくり」活動が高く評価されたことによるものです。そのほか、各事業所においても植樹・間伐・整地などの活動を積極的に展開しています。さらに、2012年より毎年「グリーンウェイブ活動※2」に参加しています。今後も、さらに継続的な活動を行っていきます。

  • ※1 環境保全に関する意識の醸成および行動の促進を図るため、個人・県民団体・事業者などの、他の模範となる優れた取り組みを表彰するもの
  • ※2 森林や樹木等とのふれあいを通じ、生物多様性の理解や普及啓発につながるグループ・団体活動のこと
    出典: グリーンウェイブ2018webサイト http://greenwave.undb.jp/index.html
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